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みさとで働く人々

2026.11.05

日本一周の旅で出会った宮崎。今度は、人と地域をつなぐ仕事へ。

地域おこし協力隊/みさと暮らしコーディネーター 大川 航平さん

三重県出身の大川航平さんは、2026年9月1日、美郷町の地域おこし協力隊に着任しました。現在は「みさと暮らしコーディネーター」として、移住・定住の促進や空き家バンクに関する業務を担当しています。日本一周の旅をきっかけに宮崎県の魅力に触れ、その後、オーストラリアやニュージーランドでの生活も経験。さまざまな土地を訪れた大川さんが新たな暮らしの場所に選んだのは、かつて旅で訪れた宮崎県でした。自身も移住者という立場から、地域の人たちとのつながりを大切にしながら、美郷町での暮らしを希望する人をサポートしています。



日本一周の旅で好きになった宮崎。移住を決めたきっかけ

三重県で生まれ育った大川さんが宮崎県に出会ったのは、日本一周の旅をしていたときのこと。各地を巡る中で、特に印象に残ったのが宮崎の食文化でした。地鶏や焼酎など、宮崎ならではの味を楽しむうちに、この土地に魅力を感じるようになったといいます。

その後、オーストラリアやニュージーランドへ渡り、海外での生活も経験。国内外のさまざまな地域を知る中でも、宮崎県への思いは変わらず、「住むなら宮崎がいい」と考えていました。そんなときに見つけたのが、美郷町の地域おこし協力隊の募集でした。
前職は社会福祉士として働いていた大川さん。移住・定住支援の仕事は未経験でしたが、新しい環境での挑戦を決意。2026年9月1日、「みさと暮らしコーディネーター」として美郷町での活動をスタートさせました。



一人ひとりの希望に寄り添い、美郷町での暮らしをサポート

みさと暮らしコーディネーターの主な仕事は、美郷町への移住・定住促進です。移住を検討している人からの相談対応をはじめ、空き家バンクに登録された物件の紹介や内覧への同行など、住まい探しを中心としたサポートを行っています。

相談者は都市部に暮らす30〜40代が多く、移住を考える理由や希望する生活スタイルもさまざま。大川さんは、一人ひとりの話を聞きながら、その人に合った美郷町での暮らしを一緒に考えています。
また、希望に合わせて町内を案内する「オーダーメイドツアー」も仕事の一つです。住まいの見学だけでなく、保育園や職場の見学など、相談者が知りたいことや訪れたい場所に合わせて案内内容を組み立てます。
移住を決めるうえで大切なのは、住む家だけではありません。子育て環境や仕事、日々の暮らしなど、実際に生活する姿をイメージできることも重要です。大川さんは、自身も移住を経験したからこその視点を生かしながら、相談者が安心して新しい暮らしを考えられるようサポートしています。
さらに、空き家バンクに登録する物件を増やすため、地域の空き家情報を集めることも大切な役割です。所有者からの相談に対応するだけでなく、今後は空き家の活用に悩む人へ積極的に声をかけるなど、地域への働きかけも広げていきたいと考えています。



人とのつながりがやりがいの仕事

美郷町で活動を始めてから、大川さんが特にやりがいを感じているのが、地域の人々とのつながりです。
空き家に関する情報を集めるためには、地域の人と直接話し、信頼関係を築くことが欠かせません。空き家の相談をきっかけに会話が生まれ、少しずつ顔見知りが増えていくことに、日々新鮮さを感じているといいます。

空き家には、それぞれの家族の歴史や思い出があります。家を手放すことへの寂しさや、実家がなくなってしまうことへの不安など、所有者が抱える事情もさまざま。そうした思いに触れながら、空き家を必要とする人へつないでいくことも、この仕事の大切な役割です。
大川さんが感じる美郷町の一番の魅力は「人」。「面白い人が多いし、温かい」と笑顔で話します。豊かな自然や美しい風景はもちろん、そこで暮らす人たちとの出会いが、美郷町での生活をより魅力的なものにしているようです。
着任してまだ間もないため、取材時点では自身が担当してから空き家バンクを通じて移住した人はまだいません。それでも、これから地域とのつながりをさらに広げ、美郷町の魅力を伝えていきたいと考えています。
「美郷町の魅力を知ってもらって、移住してきてもらえたらうれしいですね」と話していました。


日本一周の旅で宮崎に魅了され、今度はその魅力を伝える側になった大川さん。地域の人と移住を希望する人、その両方の思いに寄り添いながら、美郷町で新たなつながりを育んでいます。

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